厚生労働省によるオメガ3脂肪酸の摂取量
オメガ3脂肪酸は、体に良い脂として評判になっています。
厚生労働省がまとめた『日本人の食事摂取基準』によると、摂取量の目安は、1日2g程度に定められています。
2gとは、ティースプーン1杯くらいの分量です。
「なんだ少ない」と感じるかもしれませんが、EPAやDHAが豊富なアジの含有量が100gあたり0.66gですから、2g摂るにはアジのお肉を300gいただかなくてはいけません。これは一般的なアジのひらきだと4尾以上になります。
オメガ3脂肪酸の過剰摂取の弊害は?
『基準』では、摂取量の上限は示されてはいませんが、いくら体に良いからといっても、摂り過ぎはオススメではないようです。
オメガ3脂肪酸は、魚油中のEPAやDHA、エゴマなどのαリノレン酸が該当し、通常の食品に含まれている成分です。
普通に食べている分にはノーマルでしょうが、摂取量が過剰になると、心疾患、男性では前立腺がんのリスクが高まるとされています。
また、マウスなどを使った動物実験では、過剰摂取による免疫系への影響、大腸炎リスクの増大などの結果が得られています。
もちろん動物実験の結果は、特殊な条件下(人間では考えられないような大量投与など)で得られたものなので、そっくり普通の人間には当てはまりません。
ただ、体に良いものでも、摂取量は節度を保つ態度が必要だということです。
もっとも、日常生活において、オメガ3脂肪酸を過剰に摂取するのは、ごくレアなケースです。あるとしたら、サプリメントの過剰摂取が考えられますが、1日5粒のところ、たまたま10粒飲んでしまった程度ではなにもおきないでしょう。実際、アスリートの場合、管理された条件下ですが通常の2倍3倍といった摂取を続けることもあります。
ただ、ありえないたとえかもしれませんが、サプリメント2瓶まとめて丸飲みなんてことはするべきではありません。
他の栄養素とのバランスも
ところで、同じく健康的な油として評判のコーン油やベニバナ油などのリノール酸は、摂取量が過剰になると、動脈硬化やがんのリスクが高まるとあります。
その弊害を減らすのが、オメガ3脂肪酸です。
摂取量の目安は、オメガ3の4倍程度で、摂取バランスが整えば、健康や美容のメリットはマックスに享受できます。
オメガ3脂肪酸のサプリ選びは品質勝負で
ただ、その場合、脂肪酸は酸化や劣化しやすい性質があるので、品質重視で選びましょう。
「原材料の品質」「加工工程の管理」「製品の酸化対策」などがポイントになります。
それらについて厳密に選ぶと、やはり大手メーカー製や名の通ったメーカー製が安心です。
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関連ページ
- オメガ3脂肪酸とは?
- オメガ3脂肪酸とは、主にイワシやサンマの青魚から取れる魚油の中に含まれる不飽和脂肪酸成分を指して呼ばれます。
- オメガ3脂肪酸の効果についての報告
- オメガ3脂肪酸はあくまでも食品や食材に含まれる栄養素で医薬品ではありません。なので医薬品で標榜される意味での「効果」は論じられませんが、どんな変化をもたらしているかという報告はいくつもあります。
- オメガ3脂肪酸の副作用(弊害)
- オメガ3脂肪酸は栄養成分名であって薬ではないので医薬品であるような「副作用」という用語は馴染みません。ただ、相当過剰に摂りすぎた場合の弊害は考えられます。